飼われている日本犬のうち「約8割は柴犬」と言われるほど、柴犬は人気がある犬種です。柴犬の価格はどれぐらいでしょうか?どんな特徴を持つ柴犬だと、値段が高くなるのでしょうか?
この記事では、柴犬の価格についてまとめました。生涯費用や購入方法についても紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
柴犬の購入価格
柴犬を購入するなら、価格の目安は5万~20万円です。血統書付きの柴犬だと、さらに値段が高くなる傾向があります。
<柴犬の購入価格>
目安:
5万~20万円
柴犬はペットショップでもおなじみの犬種です。実は柴犬には、“
キツネ顔”と“
タヌキ顔”がいることをご存じですか?
キツネ顔の柴犬は、面長で凛々しい顔立ちです。一方のタヌキ顔は、丸顔で愛きょうのある顔立ちです。どちらが好みでしょうか?しっかり顔を見て、迎え入れてあげてくださいね。
なお、柴犬の小型版である「豆柴」も人気急上昇中です。コロコロとしたぬいぐるみのような可愛さがたまりませんよね~!
豆柴の価格については、別記事「柴犬の価格は?飼う前に知っておきたい値段の目安」(●●リンクを貼る:未作成)で紹介しています。「豆柴もいいな~」と思っている方は、あわせてご覧くださいね。
柴犬の値段の違い
柴犬の価格は、5万~20万円と幅がありますね。血統書付きだけではなく、こんな柴犬も値段が高くなる傾向があります。
・黒柴
・胡麻柴
・3月~5月生まれ
それぞれについて見てみましょう。
(1)黒柴
黒柴とは、墨色や黒さび色など、
黒系の毛をもつ柴犬です。希少なことから、値段が高めに設定されています。黒柴には、赤茶色の柴犬とは違ったかっこよさがありますよね!
黒柴で忘れてはいけないのが、「
四つ目」と呼ばれる模様の、お茶目な可愛さです。
黒柴の両目の上には白い斑点があります。この模様がまるで、平安時代の“まろ眉”のようなんです。
かっこよさとお茶目さ、そのギャップが黒柴の魅力です。人気があるのもうなずけますね!
(2)胡麻柴
胡麻柴とは、
赤毛と黒毛が混ざった柴犬です。胡麻柴の特徴は、なんといっても珍しさ。
黒柴よりレアなことから高値がつく柴犬です。
柴犬の毛色は、一般的な赤毛が8割を占めています。残りの2割についても、ほとんどは黒毛か白毛なんだとか。胡麻柴が生まれる割合って、本当に低いんですね!
ちなみに同じ胡麻柴でも、色合いが異なります。赤が強いと「
赤胡麻」、黒が強いと「
黒胡麻」と呼ばれますよ~。
(3)3月~5月生まれ
柴犬の価格は、季節によって変動します。
春先は出生率が下がる時期。そのため「3月~5月生まれ」は価格が高くなる傾向があります。
特に高いのがゴールデンウィークの頃。一年の中で、最も柴犬の価格が高くなる時期です。
逆に、5月を過ぎると少しずつ価格は下がります。特に「11月~2月生まれ」は値段も低めです。購入価格を抑えたいなら、この時期を選ぶのも一つの手段ですね。
柴犬の生涯費用
柴犬を飼うとかかる生涯費用は、次の通りです。
<柴犬の生涯費用>
目安:
約230万円
(関連)犬を飼育するのに必要な「生涯費用」はどれぐらい?
一生飼うとおよそ
230万円、年間コストにすると
約15万円です。ざっくり「月に1万3千円」という感覚ですね!
柴犬を飼うなら、いまの家計に「月々1万円強」の負担がかかるということです。小型犬である柴犬の
寿命は約15年と長めです。ずっと責任をもって飼ってあげられるのか、十分に検討したいものですね。
生涯費用の内訳
ちなみに生涯費用は大きく分けて「初期費用」「毎月の費用」「医療費」に分けられます。それぞれの目安を紹介します。
<生涯費用の内訳>
(1)初期費用
・購入費用・・・・・・・・・・5万円~20万円
・登録費用・・・・・・・・・・1万円
・飼育グッズ代・・・・・・2万~3万円
(2)毎月の費用
・ドッグフード代・・・・・・・・・・・・・・3,000円
・シャンプー&トリミング代・・・・3,000円
・ケア用品代・・・・・・・・・・・・・・・・・・2,000円
(3)医療費
・病気やケガなどの医療費・・・3万~6万円(年間)
・去勢・避妊手術費用・・・・・・・オス2万~3万円/メス3万~5万円
・狂犬病ワクチン代・・・・・・・・・3,000円(年間)
・フィラリア予防薬代・・・・・・・12,000円(年間)
もちろんかかる費用はケースバイケースですから、これほどかからない場合もあります。でも逆に、もっとかかるケースも多々あります。
柴犬は、
アレルギー性皮膚炎にかかりやすい犬種です。アレルギーの原因が食べ物である場合、ドッグフードを「
アレルギー専用食」に変える必要があり、エサ代がかさみます。
症状がひどいときには病院に通って、ステロイド剤や抗アレルギー薬などを処方してもらうことになります。
通院重視のペット保険に入っておくと、安心して通うことができますね。
(関連)
ペット保険とは?手厚い医療を受けるための基礎知識
柴犬の購入方法
柴犬を飼うなら主に、「ペットショップで購入」もしくは「ブリーダーから購入」という2つの方法があります。
その他、最近ではネット通販で購入できるサイトもあります。里親制度を利用するのも一つの手段です。
<柴犬の主な購入方法>
・ペットショップ
・ブリーダー
・ネット通販
・里親
柴犬の購入で、知っておきたい注意点を3つ紹介します。
(1)信頼できるショップやブリーダーを探す
柴犬は、日本犬の中でダントツ人気を誇る犬種です。近所のペットショップに行けば、きっと柴犬と出会えるはず。その手軽さは、人気犬種ならではの魅力ですね。
ただし扱う店が多い分、注意が必要です。なぜなら数が多い分、悪質なペットショップやブリーダーが紛れている可能性もあるからです。
柴犬を購入するなら、ペットショップ選びやブリーダー選びは慎重に行いましょう!
見極めるためのポイントは、別記事「日本犬はどこで購入できる?ぺットショップやブリーダーの選び方」を参考にしてくださいね。
(2)ネット通販でも現地訪問が必須!
近年では、柴犬の通販サイトも増えてきました。ネット上に出ている柴犬の写真を見ていると、「どの子にしようかな~」と幸せな気分になりますよ~。
ただし一つ注意したいことがあります。購入するには「
現地に行く必要がある」という点です。
法律(改正動物愛護管理法)で義務付けられているので、現地訪問は必須です。
現地に行くなら、当然ながら交通費がかかります。ネット通販で「安く買えそう!」と思っても、思いのほか交通費がかかる可能性もありますよ!
(3)里親制度の場合、ワクチン代などは飼主負担
柴犬を迎え入れるには、里親制度を利用するという方法もあります。里親になれば、柴犬の費用はかかりません。購入価格はゼロ円です。
ただし、譲渡前に接種したワクチン費用や、避妊・去勢手術代などは、基本的に飼主負担です。事前に確認しておくようにしましょう!
(関連)日本犬の里親になるには?秋田犬や柴犬の里親になる方法&注意点
まとめ
柴犬の価格は、5万円から20万円が相場です。血統書付きはもちろんのこと、黒柴や胡麻柴、そして3月から5月生まれの柴犬も、値段が高くなる傾向があります。
なお、柴犬の特徴については、別記事に詳しくまとめました。大きさや毛色の他、病気や寿命についても紹介しています。「柴犬を飼いたい」と思っている方は、ぜひ一度ご覧くださいね。
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