超大型犬であるアメリカンアキタを飼うには、広いスペースや大型犬用の飼育グッズが必要です。体が大きくパワフルなため、いざというときに制御できるよう厳格なしつけも欠かせません。
アメリカンアキタの飼い方やしつけ、さらには散歩やトイレトレーニングなど、飼うなら知っておきたいアメリカンアキタの情報をまとめました!
目次
アメリカンアキタの飼い方
アメリカンアキタは秋田犬と同じく、骨太でがっしりとした体格をしています。しかも秋田犬よりもさらに大きい超大型犬!アメリカンアキタの飼い方では、“広いスペースの確保”が大きなポイントですよ~。
アメリカンアキタの飼い方(1)屋外の広いスペースを確保する
アメリカンアキタは、体高60cmを超える大きな体をしています。基本的には、屋外での飼育がおすすめの犬種です。
しかも運動が大好きなので、散歩以外も体を動かしたがります。なるべく広いスペースが確保できる場所で飼ってあげてくださいね。
アメリカンアキタの飼い方(2)大型犬用の飼育グッズを用意する
アメリカンアキタを飼う場合、大型犬用の犬小屋やケージなどを用意してあげましょう。狭いとストレスを感じてしまいますよ~。
アメリカンアキタは、力が強い犬でもあります。散歩のときに使う首輪やリードも、大型犬用の頑丈なものを選んでくださいね。
アメリカンアキタの飼い方(3)餌のストックも十分用意する
アメリカンアキタの飼い方で気を付けたいのが、餌のストックです。とても大きくなるアメリカンアキタ、当然よく食べます!思いのほか早いペースでエサが減るので、要注意ですよ~!
アメリカンアキタの餌については、別記事でも紹介しています。参考にして、おいしい餌をたっぷり食べさせてあげてくださいね!
(関連)アメリカンアキタの餌の選び方!アメリカンアキタが喜ぶドッグフードは?(未作成)
アメリカンアキタのしつけ
アメリカンアキタは秋田犬と同様に、しつけが難しい犬種と言われています。上級者向けであることを理解して、きちんとしたしつけを行いましょう。
アメリカンアキタのしつけ(1)主従関係をしっかり教える
アメリカンアキタのしつけでは、主従関係をはっきりさせることはとても重要です。
かなり力があるので、制御が効かなくなると大変です。散歩中に突然走り出す、見知らぬ人に飛びつく……そんな事態を防ぐためにも、しつけを通して、飼い主がリーダーであることを教えてあげましょう。
アメリカンアキタのしつけ(2)甘噛みをさせない
アメリカンアキタのしつけでは「甘噛みNG」を徹底しましょう。
超大型犬のアメリカンアキタも、子犬時代はコロコロと丸く、たまらないキュートさです。でも可愛いからと甘噛みを許していると、クセになります。成犬になって本気噛みに発展したら、大きなトラブルになります。甘噛みしたら、心を鬼にして「ダメ!」と叱りましょう。
アメリカンアキタのしつけ(3)吠えグセをつけさせない
アメリカンアキタのしつけでは、吠えグセも禁止してください。なにぶん大きいだけに、成犬にもなると声量がとても大きくなります。しょっちゅう大声で吠えると飼い主もストレスが溜まりますし、ご近所への迷惑も気になりますね。
ただし、ストレスが原因で吠える場合もあります。運動不足でイライラしたり、構ってほしくて甘えて吠えたりする場合もありますから、様子を観察してあげてくださいね!
アメリカンアキタの散歩
超大型犬のアメリカンアキタは散歩が大好きです。十分体を動かせるように、毎日散歩に連れ出してあげましょう。
アメリカンアキタの散歩(1)散歩はたっぷりと!「朝夕1時間ずつ」が理想
アメリカンアキタの散歩は、およそ1時間ずつ朝夕、つまり「1日2時間」が理想です。
ただし被毛が厚いため、夏の暑さが苦手です。暑さが厳しいときは、早朝や夕方など、できるだけ涼しい時間を選んであげてくださいね!
アメリカンアキタの散歩(2)運動量を確保する
アメリカンアキタの散歩では、運動量の確保が大切です。運動不足だとストレスを溜め込んで「吠える」「暴れる」といった、問題行動を引き起こす可能性もあります。
散歩ではただ歩くだけではなく、広い場所で思い切り走らせるなど、できるだけ体力を使う遊びも取り入れてあげるとベターですよ~。
アメリカンアキタの散歩(3)犬と横並び、もしくは犬より前を歩く
アメリカンアキタに限りませんが、散歩の際の“歩く順番”も意識したいポイントです。
アメリカンアキタが前を歩き、飼い主が後ろで引っ張る……というスタイルで散歩すると、“自分のほうが飼い主より上”といった認識を与えかねません。
飼い主がリーダーであることを教え込むためにも、散歩のときは、「犬の横」もしくは「犬より前」を歩くようにしてくださいね。
アメリカンアキタのトイレトレーニング
アメリカンアキタは超大型犬ですから、排せつ物の量が多め。失敗すると後片付けも大変です。小さいうちから、きちんとトイレトレーニングしておきましょう。
賢い犬種ですから、一貫した態度でトレーニングすれば、飲み込みは早いはずです。「成功したらほめる」「失敗しても怒らない」というスタンスで、トレーニングしてあげてくださいね。
まとめ
アメリカンアキタは、初心者には向かない犬種です。ただし飼い方がむずかしい分、ひとたび信頼関係を築くことができれば、かけがえのないパートナーになります。
アメリカンアキタを飼うなら、犬の飼育に慣れていて、広いスペースが準備でき、毎日2時間の散歩に付き合える体力が必要です。事前に飼い方を知った上で、しつけの覚悟を持つようにしましょう。
日本犬の飼い方は「初心者でも分かる!日本犬の飼い方やしつけ基礎知識まとめ」でも紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね!