北国生まれの大型犬である秋田犬を飼うには、暑さ対策が必要です。体も大きく力も強いので、主従関係を教えたり甘噛みをやめさせたり、小さい頃からのしつけが重要です。
秋田犬の飼い方やしつけ、さらにはトイレトレーニングの仕方など、飼うなら知っておきたい秋田犬の情報をまとめました!
目次
秋田犬の飼い方
“忠犬ハチ公”のモデルとして知られる秋田犬は、とても大きな犬!秋田原産ということもあり、冬の厳しい寒さは得意。でも、暑さは苦手なんです。
つまり秋田犬の飼い方では、“大きさ”と“暑さ対策”がポイントになりますよ~!
秋田犬の飼い方(1)広いスペースを確保する
秋田犬は大型犬なので、十分な飼育スペースが必要です。しかも運動も大好きなので、散歩以外も体を動かしたがります。
秋田犬を飼うなら、広めのスペースを確保できる場所で飼ってあげてくださいね。
(※秋田犬の散歩について詳しくは:秋田犬の散歩にて)
秋田犬の飼い方(2)大型犬用の飼育グッズを用意する
秋田犬って、本当に大きいんです。しかも成長のスピードも早くて、生後半年ぐらいでほぼ成犬サイズに!
「まだ子犬だから」と思って小さな犬小屋にしていると、あっという間に窮屈になってしまいますよ~。
狭くて運動できない、ストレスがたまる……なんてことになると、かわいそうですよね。秋田犬のサイズを考えて、大きめのものを用意してあげましょう。
首輪やリードなども、大型犬用の丈夫なものを準備してくださいね!
秋田犬の飼い方(3)十分な暑さ対策をする
北国生まれの秋田犬は、夏の暑さが苦手です。できるだけ涼しい環境で飼ってあげましょう。
屋外で飼う場合は、犬小屋の位置も気をつけてあげたいものですね。夏は日陰になって、風通しの良い場所なら、きっと快適に過ごせるはずです。
室内で飼う場合は、暑いときはエアコンで温度管理をしてあげてくださいね。
秋田犬のしつけ
秋田犬は、かなり力のある大型犬です。しつけができていないと、いざというときに愛犬を抑えることができません。
しつけは、早くから始めることが大切!できれば生後2~3か月頃からスタートさせてくださいね。
秋田犬のしつけ(1)主従関係をはっきりさせる
日本犬全般に言えることですが、秋田犬の場合は特に「主従関係をはっきりさせる」ことが大切です。
しつけが行き届かず、散歩中に脱走する、通行人や他の犬に飛びつく……なんてことになると大変です。しつけを通して、飼い主がリーダーであることを教えてあげましょう。
秋田犬のしつけ(2)甘噛みは早くからやめさせる
秋田犬のしつけでは、甘噛みをやめさせることも大切なポイントです。
子犬の甘噛みって、たしかにかわいいですよね~。でも子犬のときに甘噛みを許すと、エスカレートして本気噛みへと発展する可能性も……。
成犬になった秋田犬が本気で噛みつけば、大きなトラブルになります。ダメなことなんだと、しっかり叱ってあげましょう。
秋田犬のしつけ(3)吠えグセを叱る
秋田犬のしつけでは、吠えグセも叱りましょう。
大型犬の秋田犬は、声量も大きめです。頻繁に大きな声で鳴くと気になりますし、ご近所にも迷惑です。特に、夜に吠えるとゆっくり眠ることもできませんよね。
ただしやたらと吠える場合は、ストレスが根本原因の場合もあります。「運動不足になっていないかな?」「さみしいのかな?」など、原因も探ってあげてくださいね。
秋田犬のトイレトレーニング
大型犬である秋田犬は、排せつ物の量が多め。失敗すると後片付けも大変です。なるべく小さいうちから、きちんとトイレトレーニングしてあげることが大切です。
トイレの場所はあちこち変えず、1か所に決めておきましょう。
秋田犬はきれい好きなので、自分の居場所が汚れるのを嫌がります。できるだけ寝る場所とは離れたところに設置してあげてくださいね!
まとめ
秋田犬はとても忠実な日本犬です。ただし「ハチ公でおなじみ、秋田犬の特徴!寿命、大きさも解説」でも紹介している通り、“動物相手のかみつき事故”が多い犬種でもあります。
愛犬を賢い秋田犬に育てるのか、場合によっては “問題犬”にしてしまうのか……それは飼い主次第です。秋田犬の飼い方を理解して、正しいしつけを行ってあげましょう。
(※秋田犬の性格については:秋田犬の性格まで)
日本犬の飼い方は「初心者でも分かる!日本犬の飼い方やしつけ基礎知識」でも紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね!