甲斐犬のルーツは、岩場や山道をスイスイよじ登って活躍した猟犬です。甲斐犬のドッグフードを選ぶなら、引き締まった体や豊富な運動量を意識することが重要なポイントです。
この記事では、甲斐犬に適したドッグフードの選び方を紹介します。
目次
まずは基本!甲斐犬のドッグフードの選び方
甲斐犬のドッグフードを選ぶなら、基礎知識として知っておきたいのが「総合栄養食・ドライタイプ・中型犬用」の3つです。
基本(1)主食には「総合栄養食」を選ぶ
甲斐犬の主食には、パッケージに「総合栄養食」と書かれたものを選びましょう。
総合栄養食とは、犬が必要とする栄養をバランス良く配合したドッグフードのこと。総合栄養食と水さえあれば、健康な体が維持できる設計になっています。
「一般食」と書かれたドッグフードもありますが、これはいわゆる“おかず”で主食にするには栄養が足りないので注意してください。
基本(2)手軽なドライタイプでOK
ドッグフードといえば、カリカリした乾燥タイプの「ドライ」が主流ですね。水分たっぷりでしっとりタイプの「ウェット」もありますが、基本的にはドライタイプでOKです!
というのも、総合栄養食は大半がドライタイプ。水分が少ないため保存も効きます。比較的リーズナブルなので、おサイフにもやさしいですよ~!
基本(3)「中型犬」用を選ぶ
甲斐犬は、中型犬に分類される犬種です。甲斐犬のドッグフードを選ぶ際は「中型犬用」を探しましょう。
子犬用や成犬用など、ライフステージに合わせたドッグフードを選ぶこともポイントですよ~!
甲斐犬のドッグフード選び3つのポイント!
次に、甲斐犬のドッグフード選びで意識したいポイントを3つ紹介します。
ポイント(1)筋肉質な体を支える「高たんぱく」
甲斐犬のドッグフード選びでは「高たんぱく」が重要なポイントです。
猟犬として活躍してきた甲斐犬はとても筋肉質。引き締まった体を支えるには、何と言ってもたんぱく質が大切です。良質な動物性たんぱく質を豊富に含むドッグフードを選んであげてくださいね。
ぜひチェックしたいのが、原材料名が書かれた欄。最初に肉類や魚類の名前が書かれていれば、たんぱく質が豊富な証拠です。
逆に穀物が最初に書かれているのは、避けたほうが無難です。なぜなら、本来肉食である犬は穀物の消化が苦手だから。体に合わなければ、アレルギー性皮膚炎の原因になりかねません。
穀物類が含まれていないことを示す「グレインフリー」のものを選ぶことも、意識したいポイントですよ~!
ポイント(2)元気な運動を可能にする「脂質」
活発で運動量が多い甲斐犬にとって、脂質も大事な栄養の一つです。良質な脂質を適度に含んでいるかどうかもチェックしてくださいね。
脂質というと「太る!」というイメージがあるかもしれません。たしかに摂りすぎは肥満の原因になるためNGです。
でも、脂質はとても大事な栄養素。エネルギー源として、運動量の多い甲斐犬の健康を支えてくれます。
脂質が足りなければ、エネルギー不足になるだけではありません。皮膚や被毛に脂質をまわすことができなくなる可能性もあります。
脂質が不足して毛並みが悪い、ツヤがない……そんな事態を避けるためにも、ちゃんと脂質も補給してあげてくださいね。
ちなみに原材料名に「動物性油脂」とだけ書かれたものは、できるだけ避けてください。粗悪な脂質の可能性があります。「鶏脂」「サーモンオイル」「亜麻仁油」など、原材料がハッキリわかるものを選ぶのがポイントですよ!
ポイント(3)必要に応じて、関節をサポートする成分も!
甲斐犬のドッグフードを選ぶときには、関節の健康も意識するとベターです。必要に応じて、グルコサミンやコンドロイチンなど、関節の健康を守る成分が入ったドッグフードを選びましょう。
甲斐犬はとても活発な日本犬です。運動量が多いということは、「足腰に負担がかかりやすい」ということでもあります。
人間と同じく、犬も加齢と共に関節トラブルが出やすくなります。ドッグフードの中には、ずばり「関節サポート」とうたうものもたくさんありますから、必要に応じて活用するといいですね!
まとめ
甲斐犬は“病気知らず”と呼ばれるほど丈夫で、寿命も12~16年と長生きです。ずっと健康なままでいてもらうためにも、「たんぱく質・脂質・関節のサポート成分」を意識したドッグフード選びをしてあげましょう。
ドッグフードの選び方については、別記事でも詳しく説明しています。ライフステージごとの選び方や安全性についての情報もまとめました。ぜひあわせてご覧くださいね!
(関連)初心者でも失敗なし!ドッグフードの選び方5つのポイント