秋田犬(あきたいぬ)の性格の特徴は、「賢い」「忠実」「警戒心が強い」「攻撃性」「スキンシップを嫌がらない」です。この記事では武士のような性格とも言われる甲斐犬の性格について詳しくご紹介します。
ちなみに、秋田犬の名前の正しい読みは「あきたいぬ」で、都道府県の「秋田県(あきたけん)」と混乱しないように命名されました。
目次
秋田犬の性格は?
次は、秋田犬の性格を見てみましょう。
秋田犬の性格1. 忠実
秋田犬の性格といえばなんといっても飼い主に忠実なことです。
忠犬ハチ公のエピソードに代表されるように賢く飼い主に忠実に従い、また命令を守ろうとする忍耐強さがあります。
ただし、もちろんすべての秋田犬がハチ公のようにとはいきません。
すべてはしっかりしつけられて飼い主との信頼関係あってのことということをお忘れなく。
(秋田犬のしつけについて詳しくは:秋田犬の飼い方としつけ!トイレトレーニングの仕方は?にて)
ちなみに、忠犬ハチ公といえば渋谷駅前の銅像が有名ですが、東大キャンパス内にも「ハチ公と上野英三郎博士像」が建てられていることをご存じですか?
その像では、ハチ公が毎日駅でそうしていたように、上野英三郎博士にうれしそうに飛びついています。まるで「やっとあえた~」と喜ぶかのようです。
秋田犬の性格2. 賢い
秋田犬は狩猟犬として活躍していた犬種を元にしており、その知性と賢さから、飼い主からの複雑な命令も理解できる能力を持っています。
秋田犬は自立心が高く、自分で考えて行動することができるため、状況判断や問題解決にも優れています。幼少期から適切なしつけと環境が与えられれば、飼い主をリーダーと認識し従順な性格に育つでしょう。
その結果、芸を覚えさせたり、人間と一緒に遊んだりするようなコミュニケーションを楽しむことが可能になります。適切な教育と愛情を注ぐことで、秋田犬は家族として最高のパートナーになり得るでしょう。
秋田犬の性格3. 荒っぽい
秋田犬は猟犬の他に闘犬として利用されていた歴史もあるように、攻撃的な荒っぽい一面もあります。
主人との関係が悪くしつけができていないと、神経質な性格が出ることもあり噛み付いたり暴れたり凶暴な犬として周囲に怪我を負わせてしまう可能性が高くなります。
実際、事故発生率が高い犬種なので、散歩中は注意が必要です。
感受性も強いので、驚くと乱暴な態度に出ることも。
突然驚かされた、他の犬が自分のスペースに入ってきた……そうなると、かみつく可能性もゼロではありませんよ~。
実際に保険会社の調査によれば、事故発生率のもっとも多い犬種が、秋田犬だったそう。事故のうち7割が「動物相手」です。
散歩に連れて行けば、他の犬とも出会います。お互いに気持ちよく散歩できるよう、くれぐれも注意したいものですね!
(※秋田犬の散歩について詳しくは:秋田犬の散歩にて)
(参考)アニコム損害保険株式会社「ペット(犬)の賠償責任事故、保険金支払は平均10万円(対人)を超える!」
秋田犬のオスとメスでの性格の違い
秋田犬のオスの性格
オスの秋田犬は自立心が強く、活発でやんちゃな性格を持ちます。散歩では飼い主の前を歩く傾向があり、去勢を行っていない場合は神経質な性格が表れることがあります。
秋田犬のメスの性格
メスの秋田犬は飼い主の横を歩く傾向があり、比較的おとなしく従順な性格をしています。オスよりも落ち着いた態度でお世話に対応します。
秋田犬の性格のまとめ
秋田犬は飼い主に忠実で警戒心が強く、優秀な番犬になります。しかし、心を開いていない相手や驚かされると凶暴になることがあり、かみつく可能性もあります。事故発生率が高い犬種でもあるため、正しいしつけと散歩中の注意が重要です。信頼関係を築くことが、秋田犬との良好な関係の鍵です。
しっかりとしたしつけが必要なので、犬を飼ったことがない初心者には飼うのが難しい犬種といえるでしょう。