
日本犬を購入するには、ペットショップとブリーダーどちらがいいのか、迷う方も多いことでしょう。実はペットショップで購入できる日本犬は、柴犬や狆、日本スピッツなど限られた犬種のみ。それ以外なら、基本的にブリーダーから買うことになります。
「日本犬を購入したい!」という方のために、ペットショップとブリーダーそれぞれのメリット&デメリットや、正しい選び方などを紹介します。
目次
ペットショップで購入できる日本犬は?
日本犬とは、古くから日本に住んでいる“日本原産の犬”の総称です。当サイトでは、次の11種類を日本犬として紹介しています。
- 和犬・・・・・・・・・・・・・秋田犬、柴犬、甲斐犬、四国犬、紀州犬、北海道犬
- 日本原産の犬・・・・・狆、土佐闘犬、日本テリア、日本スピッツ、アメリカン・アキタ
(関連)日本犬11種類!代表的な6犬種と日本原産5種を紹介
11種類いる日本犬ですが、見かけない犬種がほとんどですよね。そう、ペットショップで購入できる日本犬は限られるのです。
柴犬なら多くのペットショップで売られています。柴犬より一回り小さい豆柴も、ペットショップで見かけます。お店にもよりますが、狆や日本スピッツもペットショップでも見かける犬種です。
つまり「柴犬と豆柴、狆、日本スピッツ」は、ペットショップでも購入できますし、ブリーダーから買うこともできます。でもそれ以外の犬種なら、基本的にブリーダーからの購入になりますよ~。
柴犬や豆柴、狆、日本スピッツを購入したい方!
柴犬や豆柴、狆、日本スピッツなどの日本犬を飼うなら、「ペットショップで購入」もしくは「ブリーダーから購入」という2つの方法があります。
「そもそも、どちらがいいの?」と迷いますよね。日本犬を飼うのが初めての方なら、なおさら悩むはず。疑問を解消するために、それぞれのメリット&デメリットなどを紹介します。
(1)ペットショップとブリーダーのメリット&デメリット
まずは、ペットショップとブリーダーのメリットとデメリットを整理しておきましょう。よく比べた上で選ぶのがおすすめですよ~!
<ペットショップについて>
▼メリット
・思い立ったときに買いに行くことができる。
・店頭で、気軽に直接犬を見たり触ったりできる。
・ケージやドッグフード、トイレシートなども一緒に買える。
▼デメリット
・日本犬に詳しい店員さんがいない可能性がある。
・諸経費がかかるため、割高になる傾向がある。
・勢いで不要なグッズまで飼ってしまう可能性がある。
身近で気軽に行くことができるのが、ペットショップのいいところです。購入を迷っている段階なら、まずはペットショップに見に行くのがいいかもしれません。
ただし、飼いたい犬種に詳しい店員さんがいるとは限りません。信頼できるペットショップを選ぶことが大切ですね!
<ブリーダーについて>
▼メリット
・毛色や性別、大きさなど、希望に合う犬が揃っている可能性が高い。
・ペットショップと比べると、比較的安価であることが多い。
・専門的な知識があり、細かいアドバイスが受けられる。
▼デメリット
・希望する犬種のブリーダーが近くにいるとは限らない。
・見学や購入に行くには、基本的に事前連絡と約束が必要。
・飼育に必要なグッズを別途購入する手間がかかる。
日本犬専門のブリーダーから飼うというのは、ややハードルが高いことかもしれません。犬を飼うには広い犬舎も必要なので、都市部だと近くにブリーダーがいない可能性もあります。
ただし専門だけに多くの犬を揃えています。専門知識を持っているので、しつけやエサ、トイレトレーニングなど、細かいアドバイスがもらえるのもうれしいですね!
(2)ペットショップの選び方
近所を探せば、ペットショップは何軒かあるはずです。信頼できるお店かどうかを見るには、次の点を満たしているかチェックしてみてくださいね~。
- 店内が清潔で、ペットのにおいがしない
- 動物取扱業証を店内に掲示してある
- ペットが健康そうで元気にしている
- 日本犬に詳しい専門スタッフがいる
- アフターケアが手厚い(例:12か月の生体保証)
- ワクチン接種についての説明がある
- 欠点についても説明してくれる(例:ヘルニア)
健康な犬を選ぶためにも、ぜひこれらのチェックポイントを確認してください!
(3)ブリーダーの探し方
ブリーダーを探すには、次のような方法があります。
- インターネットで検索する
- 犬の専門雑誌で探す
- 飼い主仲間に紹介してもらう
- 日本犬保存会に問い合わせる
日本犬保存会は、日本犬の良さを国内外に広める活動を行っている公益社団法人です。問い合わせるとブリーダーを紹介してくれますよ~。お住いの近くの支部に問い合わせてみてくださいね。
ブリーダーを選ぶときのチェックポイントは、この後紹介しますね~。
秋田犬や甲斐犬など、希少な日本犬を購入したい方!
次に挙げた日本犬は、ペットショップではめったにお目にかかれません。購入するなら、ブリーダーから買うのが基本です。
- 和犬・・・・・・・・・・・・・秋田犬、甲斐犬、四国犬、紀州犬、北海道犬
- 日本原産の犬・・・・・土佐闘犬、日本テリア、アメリカン・アキタ
ブリーダーは、犬に関して豊富な知識を持つプロフェッショナルです。元気なペットを世に送り出すために、犬を育てるための地道な努力や工夫をしています。
とはいえ一部、お金儲けが最優先の、悪徳なブリーダーが存在するのも事実です。元気な子犬と出会うためにも、次のチェックポイントを満たしたブリーダーを選ぶことをおすすめします。
- 決まった犬種に絞り、長年飼育に専念している
- 施設の見学が可能で、子犬を抱かせてもらえる
- 施設が衛生的で、犬も元気にしている
- ワクチン接種についての説明がある
- 生後42日以上経ってからの子犬を譲ってくれる
42日というのは、子犬の一般的な授乳期間です。まだ生後間もない子犬だと、母親と離してしまうと元気に育たない可能性があります。ちゃんと授乳期間を経てから譲ってくれるのか、確認してくださいね!

まとめ
犬を購入するということは、およそ10年もの年月を共にするパートナーを選ぶということです。「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないように、信頼できるペットショップやブリーダーから買うことが大切ですね。
ちなみに「購入するのではなく、里親になりたい!」という方もおられるかもしれません。別記事「犬の里親になるには?秋田犬や柴犬の里親になる方法や注意点」(●●未作成)で詳しく紹介しています。ぜひご覧くださいね!