愛犬の病気予防に!最近話題の「犬の遺伝子検査」とは?

近年、自宅でも使える「犬の遺伝子検査キット」が増えてきました。検査によって“かかる可能性のある遺伝疾患”を知ることは、病気予防の第一歩。愛犬の健康管理やペット保険選びにも役立ちます。

そばこ
遺伝子検査で分かる病気や、遺伝子検査を受けるメリット、そしておすすめの検査キットを紹介します。

犬の遺伝子検査とは?

犬の遺伝子検査とは、その犬が持つ遺伝的な傾向を調べる検査です。遺伝子というと、親子鑑定や犬種鑑定など、血統を調べるイメージがあるかもしれませんね。近年注目を集めているのが、遺伝性疾患の検査です。

遺伝性疾患とは、親からの遺伝で発症する病気のこと。遺伝子を調べることで、将来発症するかもしれない病気のリスクが事前に分かるのです!

遺伝性疾患は、遺伝子レベルで発症する病気です。その遺伝子を持っているかどうかは、当然見た目で判断することはできません。遺伝子検査でリスクを把握していると、早いうちから予防をすることができますね!

布団にくるまれた日本テリアの赤ちゃん
布団にくるまれた日本テリアの赤ちゃん

検査で分かる遺伝性疾患とは?

一言で遺伝性疾患といっても、その数は膨大です。なんと犬の遺伝性疾患は、およそ600種類もあるのだとか。すごい数ですよね~!

最近では、犬種ごとになりやすい病気があることも分かってきました。犬の遺伝子検査では、犬種ごとにかかりやすい病気に的を絞ってリスクを調べてくれます。

日本犬に関係する、主な遺伝性疾患を3つ紹介します。

遺伝性疾患(1)GM1ガングリオシドーシス

GM1ガングリオシドーシスは、柴犬で見られる遺伝性疾患です。
GM1ガングリオシドーシスを発症すると、脳や神経の機能異常により、バランス感覚がなくなります。症状が進むと寝たきりになってしまう病気です。

遺伝性疾患(2)進行性網膜萎縮(PRA)

進行性網膜萎縮は、柴犬秋田犬日本テリアで発症しやすい遺伝性疾患です。
視力が低下する病気で、最終的には失明に至ります。

遺伝性疾患(3)コリー眼異常(コリーアイ)

コリー眼異常は、北海道犬に見られる遺伝性疾患です。発症しても、多くの犬はほぼ症状が出ず、視力に障害もありません。ただし幼少期に進行すると、失明する恐れもあります。

病気の遺伝子を持っているからと言って、必ず発症するわけではありません。でも、ひとたび発症すると、寝たきりになったり失明したり、健康な生活が過ごせなくなりますし、飼主にも医療費の負担が重くのしかかります

そばこ
遺伝性疾患はできれば発症しないように予防したいもの。たとえ発症しても、早めに治療を始めることが、大事な愛犬の健康を守るカギになります。

遺伝子検査を受けるメリット

ここで、犬の遺伝子検査を受けるメリットを3つ見てみましょう。

メリット(1)病気の早期発見ができる!

最大のメリットは、なんといっても遺伝病が早期発見ができることです。
発症リスクを知っておけば、小さな変化や違和感に気づいてあげることができますよね?

たとえば、「あれ?脚を引きずって歩くようになったかも」「最近、暗くなると物にぶつかりやすい気がする」など、ちょっとしたサインにも早く気づいてあげられます。

残念ながら遺伝性疾患そのものを治すことはできません。
でも早くに気づけば、その分、早く治療を始めることができます。

早い段階で治療をスタートすることは、とても意味あること!
症状をやわらげたり、進行を抑えられたりする可能性があります。

そばこ
病気は、早期発見・早期治療が鉄則です!

メリット(2)生活習慣の改善につながる

もう一つのメリットは、生活習慣の改善につながるということです。

病気を予防するには、なんといっても正しい生活習慣が大切です。
もしも病気のリスクがあると分かったら、食事や運動などの面で配慮してあげることができます。

栄養バランスの優れたドッグフードを用意してあげたり、適度な運動を心がけてあげたり。

そばこ
運動や食事など生活習慣の積み重ねが、病気予防につながりますよ~。

メリット(3)合うペット保険が選べる

発症リスクを調べるもう一つのメリットは、ペット保険選びに役立つということです。
どのペット保険に入ろうか迷っている方にも、犬に遺伝子検査を受けておくことはおすすめです。

犬には、人間のような公的な健康保険制度がありません。医療費がかかったら、100%飼主が支払います。
その負担を減らすために、ペット保険に入る方が増えていますよね。

ただしペット保険では、どんなケガや病気でも補償してくれるとは限りません。
各ペット保険会社ごとに「〇〇の病気の場合は補償外」といったルールがあります。

遺伝子性疾患に関しても、ペット保険によって対応は異なります。
遺伝子性疾患の治療費を「補償の対象外」としている商品がほとんどなのです。

いざ遺伝性疾患を発症すると、高額な治療費がかかってしまいます。

もしも発症リスクがあることが事前に分かれば、月々の支払いが多少高くても遺伝子性疾患も補償対象としているペット保険を選ぶことができますね。

そばこ
ペット保険で失敗しないためにも遺伝子検査は有効なんですね

まとめ

ひと昔前までは、犬の遺伝子検査なんて聞いたこともありませんでした。でも今は、科学技術が進み、ペットも手頃な価格で遺伝子検査ができるようになっています。これからますます増えそうですね~。

人間と同じく、犬も高齢化の時代を迎えています。
長く健康で一緒に暮らすためにも、愛犬の病気予防を心がけてあげたいものです。

「ポンテリー」なら1項目およそ5,000円ですから、とてもお手軽。しかも今なら、キャンペーン実施中!さらにリーズナブルなので、おすすめです。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

そばこ